人材育成
人材開発支援助成金
従業員の人材育成に使える助成金です。対象者や訓練の内容により、いくつかのコースに分かれています。ここでは利用頻度が高いコースをご紹介します。
① 人材育成支援コース(人材育成訓練)
- OFF-JTにより実施される訓練であること(事業内訓練または事業外訓練)
- 実訓練時間数が10時間以上であること
- 雇用保険の被保険者であること
- 雇用保険に加入している従業員なら正社員・パート問わず利用できるので、使い勝手がいいコースです。
- 訓練開始の一ヶ月以上前に計画届を労働局に提出する必要があります。
対象労働者 | 経費助成 | 賃金助成 (1人1時間当たり) |
---|---|---|
雇用保険被保険者(有期契約労働者等を除く。)の場合 | 45% | 760円 |
有期契約労働者等の場合 | 60% | |
有期契約労働者等を正規雇用労働者等へ転換した場合 | 70% |
②人材育成支援コース(有期実習型訓練)
- 有期契約労働者等の正社員転換を目的として実施するOJTとOFF-JTを組み合わせた訓練であること
- OFF-JTの実訓練時間数が10時間以上であること
- 訓練実施期間が2か月以上であること
- 総訓練時間が6か月当たりの時間数に換算して425時間以上であること
- 総訓練時間に占めるOJTの割合が1割以上9割以下であること
- 訓練終了後にジョブ・カードにより職業能力の評価を実施すること
- 厚生労働省が定める有期実習型訓練の支給対象労働者の要件をすべて満たすこと
- 正社員化を目指す場合の訓練に使えます。
- 訓練開始前に、キャリアコンサルタント等によるジョブ・カードを活用したキャリアコンサルティングを実施し、受講予定者について、訓練を受講する必要があるかどうかを確認し、助成対象となるかを確認する必要があります。
対象労働者 | 経費助成 | 賃金助成 (1人1時間当たり) |
OJT実施助成 (1人1コース当たり) |
---|---|---|---|
有期契約労働者等の場合 | 60% | 760円 | 10万円 |
有期契約労働者等を正規雇用労働者等へ転換した場合 | 70% |